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LGBTへの無理解はリスクの時代に

当社でサポートを行っている企業の中には、職場内いる仲間の理解だけではなく、お客様の中にも当たり前のようにLGBTは存在していており、そのお客様にもストレスフリーでご利用して頂こうという目的で研修を実施している企業も増えてきています。

例えば、ブライダル業界、ホテル業界のリーディングカンパニーでは同性カップルの方が利用しやすいサービスについて研修を行われています。

以前に研修を行わせて頂いたパーソナルジムを運営している企業では、トランスジェンダー、特にFTMの方から「筋肉を付けていきたいけど、一般のジムでは相談がしづらい」とお問い合わせがあるそうで、「ストレスフリーで利用出来るサービスを実現したい」という目的で研修を行わせて頂きました。

※FTM(Female To Male)とは
出生時の身体の性別が女性で、心の性別が男性の人

逆に、次の事例のように訴訟に発展しているケースもあります。

性同一性障害で女性への性別適合手術を受けた方が利用していたフィットネスクラブから戸籍上の男性として施設を使うよう求められ人格権を侵害されたとして運営元の企業を提訴

戸籍上は男性だが心が女性という経済産業省の職員が女性トイレの使用制限などで差別を受けたとして、国を提訴

訴訟に繋がれば、裁判で負けて訴訟費用が発生してしまったり、勝訴したとしても、企業イメージの低下を招いたりするといった大きな経営リスクを負うことになり、企業にとって理解、知識がないことはリスクの時代になってきています。

そのため、LGBT当事者が何に困っていて、企業として何を対応する必要があるのかを考えて、誰もが当たり前のように過ごせる職場づくり、利用しやすいサービスづくりを行っていくことは必須だと考えられます。

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