ここ数年でLGBTの話題がニュースで取り上げられるようになり、「LGBTフレンドリー」を標榜する企業やサービスが増えてきています。
ただ、それらの企業の中には、経営者は理解があっても、社員には理解がなく、「就職をしてみたら、LGBTに関して差別的な発言が職場内であった」「LGBTフレンドリーを標榜する企業の社員の方にどのような取り組みを行っているのか聞いてみたところ『LGBTって何?』と言われてしまった」というケースなどがあります。
「LGBTフレンドリー」を標榜しているにも関わらず、実際に就職活動で受けてみたり、職場に入ってから「理解がなかった」という状況だったとすると、LGBT当事者にとってはショックなことであり、LGBTのコミュニティネットワークは強く、噂として広がる可能性が高く、企業のブランドイメージが損なわれる可能性が高いため、きちんと社内の体制をきちんと整えておく必要があります。
まずは以下の順番で、LGBTに関しての理解度を上げて、社内でアライ(LGBTの理解者)を増やす取り組みを行ってから、制度を整えて、LGBTへ理解があることを意思表示されることをお勧め致します。
ハートとハードの両面で整えていくことが大切です。
1st Step 【経営者&管理職研修・勉強会の実施】
社内でアライ(LGBTの理解者)を増やす
2nd Step 社内体制の整備
●取り組み例
LGBTの人権に関して会社としての方針を明確にする
社内規定や福利厚生の見直し
メンタルヘルス対策
セクハラ防止対策
相談窓口の用意
3rd Step 意思表示
●取り組み例
職場内の当事者でのネットワークづくり
当事者団体の支援
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